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ウニの発生(1) 受精の観察
ウニから卵・精子を放出させ、受精の様子を観察する。
ウニについて
神奈川県の海岸で普通に採取できるウニのうち、バフンウニの産卵期は冬、ムラサキウニの産卵期は夏である。冬の採取はたいへんだが、水の管理や飼育は冬期の方が利点が多いので、バフンウニを使って観察をすることにした。
方法
ビーカーに海水を満たし、ウニを口器を上、生殖孔を下にしておく。(ウニは逆さまの状態である) ビーカーの口よりも小さいウニの場合は、ペットボトルの口の部分をカッターで切り取ったものをのせるとよい。
電源装置に電極を取りつけ、1本はビーカーの海水に、もう1本はウニの口器にあて、約20Vの電圧をかけて刺激する。
オスからは精子、メスからは卵が放出される。
ピペットなどを使ってホールスライドグラスに海水ごと卵をとり、顕微鏡で未受精卵を観察する。
顕微鏡で観察したまま別のピペットで精子を含んだ海水を未受精卵の上に加え、受精の様子を観察する。精子は、卵に比べてたいへん小さく見にくいので注意して観察しよう。
受精卵と未受精卵との違いを確認する。
しばらく観察を続けると細胞分裂が始まる。
オスの放精
メスの放卵
観察
未受精卵
未受精卵
精子が群がる卵
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受精膜ができる瞬間
受精卵になった
考察
未受精卵と受精卵の違いは何だろうか。
最初の精子が卵の表面に達すると、その直後に、侵入点を中心として卵の表面から透明な膜が持ち上がってくる。この膜が受精膜で、未受精卵と受精卵の大きな相違点である。
受精膜にはどんな役目があるだろうか。
受精膜が生じると、他の精子は卵の表面から遠ざけられる。受精膜ができるため、卵に侵入できる精子の数は、通常は1個になる。
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