原形質流動の観察(オオカナダモ)
生きている細胞を観察し、細胞質内で活動が行われていることを確かめ、原形質流動について知る。
材料と準備
- オオカナダモは、実験の1時間ほど前から光を充分にあて、活動が盛んな状態にしておくとよい。
- ※その他の材料としてムラサキツユクサのおしべの毛細胞などがある。
方法
- オオカナダモの葉を1枚とり、スライドガラスにのせ、水を1滴たらしてカバーガラスをかける。
- 低倍率(150倍)で検鏡し、注意深く観察していると緑色の粒が動くのがわかる。
- この様子をスケッチする。緑色の粒の移動の様子を矢印を使って表す。
- (可能であれば)ミクロメーターを使って粒のおよその速さを求める。5秒、ないしは10秒間の移動距離を測定するとよい。
考察
- 緑色の粒は何ですか。
葉緑体
- 緑色の粒の動く速さを計算してみよう。
速さ(μm/秒) = 移動距離(μm) ÷ 時間(秒)
参考資料 原形質流動の速度(μm/秒) |
オオカナダモの葉 |
27 |
ムラサキツユクサのおしべの毛 |
10 |
クジャクモの節間細胞 |
56 |
変形菌の変形体 |
1250 |