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牛の眼球の観察

ウシの目の解剖を通じて,ほ乳類の目の内部構造や機能について学ぶ

一般に狂牛病と呼ばれるBSE(牛海綿状脳症)の関係で、牛肉が輸入禁止になった時期もありました。2001年9月には、日本産のウシでも狂牛病が発生し、ウシの眼球はプリオンを含む危険部位ということで全面的に商業取引が禁止されています。
文部科学省からも、牛の眼球を取り扱う実験は禁止の指示があり、その後は、牛の眼球の解剖を行うことができません。代わりに豚の眼を使用して実験をするのが一般的になっています。
このページの実験は、その前年まで実施していた記録です。

準備
観察の手順
  1. 眼球を解剖皿にのせ,外科用解剖バサミを用いて眼球のまわりに付着している脂肪や筋肉を取り除く。(視神経を切ったり,眼球に傷をつけないように注意する)(写真)
  2. 眼球を外部から観察し,眼球の直径,高さ,角膜の直径を測定する。(写真)
  3. 眼科用解剖バサミで角膜のまわりを切り,角膜をはずす。(ハサミをあまり立てずに切る方が内部を損傷することが少ない)(写真)
  4. 内部の虹彩や瞳孔を観察する。(写真)
  5. 眼球を逆さに伏せた状態で,眼球の側面に切込みを入れ,外科用解剖バサミで輪切りにする。
  6. 眼球の後半部をはずし,中からレンズとガラス体を取り出し観察する。(写真)
    レンズとガラス体を文字の上にのせ,レンズとガラス体を通して文字が読めることを確認する。また,ガラス体に触って手触りを確かめる。(写真)
  7. 眼球の前半部の内側を観察し,毛様体を確認する。(写真)
  8. 後半部の内部に残っているガラス体を取り除き,内部を観察する。黄斑,盲斑,血管を確認する。(写真)
  9. 眼球を作っている膜を内側よりはずす。(写真)
  10. 網膜,脈絡膜,強膜の特徴をよく観察する。
まわりの脂肪を取る 眼球の外観 角膜を切る
まわりの脂肪などを取る 眼球だけになった 角膜を切る
切り取った角膜 角膜を取り除いた眼球 レンズとガラス体
切り取った角膜 角膜を取り除いた眼球 レンズ(水晶体)とガラス体
レンズ(水晶体) 虹彩や毛様体などがある側 血管が見える薄い膜が網膜
文字が大きく見える 虹彩や毛様体などがある側 血管が見える薄い膜が網膜
ピンセットの先が盲斑 きれいな色の脈絡膜
ピンセットの先が盲斑 きれいな色の脈絡膜
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