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顕微鏡の基本操作
コルクの薄片と小さな文字の観察を行い、顕微鏡で見る像の特徴や注意点、特に高倍率での操作を習得する。また、
顕微鏡の簡単な原理
を知る。
顕微鏡のセット
ケースの上下を間違えないようにフタを開ける。
ケース内の顕微鏡使用者カードを取り出し、日時、氏名等を記入する。また、レンズなどがそろっているか確認する。
(接眼レンズ:×7,×15 対物レンズ:×4,×10,×40)
顕微鏡を運ぶときは必ずアームを握り、一方の手で鏡脚を支えて運ぶ。
接眼レンズ(×7)をはめ、対物レンズをすべて取りつける。
簡易照明装置を取りつける。
検鏡の手順
プレパラートをステージにのせ、観察する部分が対物レンズの真下にくるようにする。
プレパラートをクリップでおさえる。
対物レンズの先を横から見ながら、できるだけプレパラートに近づける。
接眼レンズをのぞき、粗動ネジを回して、対物レンズの先とプレパラートの間を遠ざけながら焦点を合わせる。(最後の微妙な調整には微動ネジを使う)
高倍率にする場合は、観察する部分を視野の中央にくるようにプレパラートを動かし、焦点を合わせたまま高倍率の対物レンズに変える。(高倍率の接眼レンズに変えてもよい)
その他の注意
コンデンサーの絞りを使い、明るさを調節する。
照明装置は熱をもつので、標本の乾燥および火傷に注意する。
レンズのガラス部分にはふれない。
レボルバーは半回転のままにしない。
ストッパーは動かさない。
実習
コルクの薄片の観察
コルクをカミソリなどで薄く切り、そのままプレパラートにのせ、カバーガラスはかけずに検鏡する(薄片のへりの薄い部分を検鏡する)。高倍率の対物レンズほどプレパラートとの距離が短くなるので、慎重に操作する。
コルクの薄片150倍
コルクの薄片600倍
微小な文字を貼り付けたプレパラートの観察(低倍率でよい)
文字の向きを確認する。また、プレパラートを少し動かして、顕微鏡下の文字がどちらに動くか確認する。
微小文字のプレパラート
顕微鏡で見るとこう見える
まとめ
顕微鏡の各部の名称(空欄を埋めよう)
使用する接眼レンズと対物レンズの組み合わせによって、倍率は何倍になるか計算してみよう。
対物レンズ
×4
×10
×40
接眼
レンズ
×7
倍
倍
倍
×15
倍
倍
倍
倍率を上げると視野と明るさはどうなるでしょう。
視野:
明るさ:
対物レンズの倍率を高くすると、焦点があったときの対物レンズとプレパラートまでの距離はどうなるでしょう。
参考:
顕微鏡の原理
プレパラートを動かすと、顕微鏡下に見える標本はどのように動きますか。
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