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運動量の保存

目的
準備
方法
  1. 台車の質量とおもりの質量を測定する。
  2. 記録テープを台車Aの後部にセロテープで留め、台車BをAの前方の一直線上におく。台車Bには吸盤をつけておく。(記録テープが水平になるように注意する。)-図1
  3. 記録タイマーのスイッチを入れ、台車Aを突き放し、台車Bに衝突させ、AとBが吸盤で一体となって運動した後、適当なところで止める。
  4. 記録テープの打点の様子から、台車が衝突した位置を見い出す。打点の間隔が急に変わるところが衝突した位置である。衝突前後の5打点間の長さxをそれぞれ測定し、記録する。-図2
  5. 台車Aにのせるおもりを1個、2個と変えて、同様の実験を行う。
  6. 台車Aのおもりはなくし、台車Bにのせるおもりを1個、2個と変えて、同様の実験を行う。
図1 図1
図2 図2
実験の様子
実験の様子1 実験の様子2
実験の様子3 実験の様子4
記録テープの打点1
記録テープの打点2
結果
質量[kg] 5打点間
の長さ x [m]
速さ
v = x / t [m/s]
運動量
mv [kg・m/s]

1

2
衝突前
0.070 衝突前
0.70 衝突前
1
0.70
衝突後
x’
0.034 衝突後
v’
0.34 衝突後
(m1+m2)v’
0.68
衝突前
0.073 衝突前
0.73 衝突前
1
1.46
衝突後
x’
0.050 衝突後
v’
0.50 衝突後
(m1+m2)v’
1.50
衝突前
0.071 衝突前
0.71 衝突前
1
2.13
衝突後
x’
0.054 衝突後
v’
0.54 衝突後
(m1+m2)v’
2.16
衝突前
0.074 衝突前
0.74 衝突前
1
0.74
衝突後
x’
0.023 衝突後
v’
0.23 衝突後
(m1+m2)v’
0.69
衝突前
0.082 衝突前
0.82 衝突前
1
0.82
衝突後
x’
0.018 衝突後
v’
0.18 衝突後
(m1+m2)v’
0.72
考察
  1. 衝突前の運動量と衝突後の運動量を比較し、考察する。
    衝突前後の運動量は、ほぼ等しいと見なせるが、台車Bの質量が大きくなると誤差が大きくなっている。
  2. 衝突前の運動量と衝突後の運動量が一致しなかった場合、その原因を考える。
    台車の車輪の摩擦、実験台の水平度、台車A,Bの方向のぶれ、などが考えられる。台車Bの質量が大きいほど衝突後の速さが遅くなるため、これらの影響が大きくなると考えられる。
  3. 3番目の測定について、台車Aと台車Bが受けた力積の大きさをそれぞれ計算し、2つの値を比較する。
    台車Aが受けた力積=m1v’-m1v=3×0.54-3×0.71=-0.51 [N/s]
    台車Bが受けた力積=m2v’-m2v=1×0.54-1×0=+0.54 [N/s]
    よって、それぞれの台車が受けた力積の大きさは、ほぼ等しいことがわかる。

実験プリントpdfファイル

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