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運動の法則

目的
準備
方法

実験.I 力と加速度の関係(質量:一定)

  1. 実験装置机の端に固定した記録タイマーに、1m程度の記録テープを通し、力学台車にセロハンテープでとめる。
  2. 力学台車にバネばかりのフックをかける。台車をおさえて、バネばかりを水平に持ち、バネばかりの読みが40[gw]になるように引く。
  3. 記録タイマーのスイッチを入れてから力学台車を放し、バネばかりの目盛を一定に保ちながら引き続ける。
  4. 力学台車を引く力を80[gw]、120[gw]、160[gw]と増加させて、同様の実験を行う。
  5. 記録テープの打点が重なっている初めの部分は除いて、基準点0を決め、5打点ごとの長さを測る。
  6. 5打の時間0.1[s]を用いて、各区間の平均の速さを計算し、表1にまとめる。

実験.II 質量と加速度の関係(引く力:一定)

  1. バネばかりの読みを100[gw]で一定とし、実験Iと同様の実験を行う。
  2. 力学台車を引く力を変えずに、台車にのせるおもりを1個、2個、3個と増やして、同様の実験を行う。
  3. 記録テープの打点から実験Iと同様に処理をし、表2にまとめる。

※5打点間の時間:
 タイマーの振動数 = 50Hz地域の場合、1秒間に50個の点を打つ
 1打点間の時間 = 1/50 [s] = 0.02 [s]
 5打点間の時間 = 0.02×5 = 0.10 [s]

実験の様子
実験の様子1 実験の様子2
処理
  1. 表1からv-tグラフを作成し(グラフ1-1)、グラフの傾きからそれぞれ加速度a[m/s2]を求める。 加速度aは表1に記入する。
  2. 表1の加速度aと力Fの関係をグラフにする。(グラフ1-2)
  3. 表2からv-tグラフを作成し(グラフ2-1)、グラフの傾きからそれぞれ加速度a[m/s2]を求める。 加速度aは表2に記入する。
  4. 表2の加速度aと質量mの逆数の関係をグラフにする。(グラフ2-2)
表1
力F[gw] 40 80 120 160
時刻t[s] 速さv[m/s]
0-0.10 0.15 0.20 0.28 0.38
0.10-0.20 0.18 0.28 0.41 0.52
0.20-0.30 0.24 0.37 0.54 0.67
0.30-0.40 0.28 0.45 0.65 0.84
0.40-0.50 0.32 0.53 0.80 1.05
加速度a[m/s2] 0.44 0.83 1.26 1.66
表2
質量m[kg] 1.0 2.0 3.0 4.0
時刻t[s] 速さv[m/s]
0-0.10 0.30 0.16 0.21 0.13
0.10-0.20 0.38 0.20 0.23 0.14
0.20-0.30 0.48 0.23 0.28 0.16
0.30-0.40 0.59 0.28 0.30 0.18
0.40-0.50 0.70 0.31 0.32 0.19
加速度a[m/s2] 1.04 0.42 0.34 0.18
グラフの作成
グラフ1-1 グラフ2-1
グラフ1-2 グラフ2-2
考察
  1. 加速度と力,質量の関係(ma=F)の関係を結果のグラフから考察せよ。
    グラフ1-2は原点を通る直線である。よって、加速度は力に比例していることがわかる。また、グラフ2-2から加速度は質量の逆数に比例している、つまり加速度は質量に反比例していることがわかる。
  2. 誤差が生じる原因について考えよ。
    ・第一に、一定の力で引くことが難しい点があげられる。手で引くのではなくおもりと滑車を使用すればほぼ一定の力で引くことができるだろう。
    ・記録タイマーと記録テープの摩擦、台車のタイヤの摩擦などが誤差の原因となることが考えられる。

実験プリントpdfファイル

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